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続ああ選挙だ

選挙の結果が出た。自民党の惨敗だ。なぜ負けたかについて、いろいろなところでいろいろな人たちが論評して喧しいが、要は、自民党が国民感情に響く対象ではなくなったということである。もっと正確に言うと旧来型の自民党的体質を色濃くもった人たちはもう要らないと言っているのだ。感覚的にもういいやという気持ちなのではないだろうか。

今回の選挙の当選者をちょっと分析してみる。自民党と民主党で勝った人と負けた人の年齢を比較してみた。自民党では、勝った人の平均年齢が52.9歳、負けた人が55.4歳。一方民社等では、勝った人が、48.0歳、負けた人(少ないが)50.0歳である。

また、一人区で自民、民主が直接対決したところで比較すると、民主の18勝4敗なんだけど、そのうち13勝が年齢の低い方の候補者が勝っている。自民の4勝は半分が若く、残り半分も相手の民主の候補の年齢が高かった。

こうしてみると、単に自民が負けて民主が勝ったという構図ではなく、有権者の意識は、ある種の閉塞感みたいなものがあって、それを打破するには世の中の仕組みを変えていけるような、これまでの延長ではない斬新さを求めているのではないだろうか。単純に若ければいいというわけではないが気持ちとして若いひとに託すという気持ちが働いたとしてもおかしくはない。

テレビ朝日で田勢さんが、自民も山本一太や世耕弘成のような「民主っぽい」候補者は強かったといっていたが(山本一太はすかさず「民主っぽい」という言い方は間違っていて、若い改革意欲のあるひとたちと言っていた)、そうなんですね、「民主っぽい」というのは、今までと何かちがったことをやってくれそうだということなのだろう。

国民は染み付いた汚れや飽き飽きしたデザインを一旦壊してリフォームしたいと思っている。象徴的な選挙区が東京と岡山だと思うが、東京なんか地盤や組織を持った現職が若い元女子アナに負けるんですから、岡山のように大臣を経験した大物が負けてしまうのですから。

こうした地殻変動が起きていることを自民党の執行部は分かっていないのではないだろうか。安倍ちゃんの「美しい国」や「戦後レジームからの脱却」って言うのもいいが、現実の足元をみた政治を提示できていない。この感度のにぶさは「鈍感力」なんてほめたらいかんのであって、3代目のぼんぼんと言われてもしょうがない。

一方、民主党も浮かれてばかりではいられなくて、自民党の敵失に負うところが大きいので政権がとれるような組織にしていかなくてはいけない。まだ民主党の中はばらばらなところがあるのでどうするか見ものだ。そういう意味から言うと、自民党と民主党を合わせてシャッフルして対立軸の分かりやすい2大政党というのが進むべき道のような気がするが、そんなことを画策できるフィクサーがいない。

ところが半分冗談で言わせてもらうと、田中真紀子ができるかもしれない。彼女は、今回民主党の応援をしたが、元々自民党だし、自民党にいい候補者がいないから民主党を応援するんだなんてことを平気で言うし、何よりも感心したのは、昨日の選挙番組でグローバルな視点で論じていたのは彼女ぐらいである。世界のなかの日本という見方で政治を考えるべきであり、今のような政治ではどんどん世界から取り残されてしまうと強調していた。民主党の前原あたりをけしかけて仕掛けたらおもしろいのになあ。

ちなみに、神奈川県でぼくの高校のサッカー部の後輩である水戸まさし君が何とか松あきらを破って当選した。おめでとう。

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2007年07月30日 12:21に投稿されたエントリーのページです。

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