ビジネスプロセスライフサイクルとは
企業の経営あるいは事業は、会社が保有するリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)とビジネスプロセスから成り立っている。ここではビジネスプロセスはリソースデータを使って構成されるので、データを包含したプロセスというふうに括って、ビジネスプロセスをもって企業システムと呼ぶことにする。従って、自社のビジネスプロセスをどんな構造にし、どんな機能をもたせるかは、効率的な経営や競争優位戦略などにとって非常に重要なことになる。
このビジネスプロセスを開発することについては、「ビジネスコンポーネント指向開発」で詳しく論じたが、このビジネスプロセスは作ったらそれでおしまいというわけではなく、開発したビジネスプロセスをどうコントロールするのか、継続的に保守・運用をしていくのか、そして、不断の改善をやっていけるのかというビジネスプロセスのライフサイクル全体を運用してこそ、経営に貢献できるビジネスプロセスとなる。
従って、それぞれのフェーズにおける体系や方法論を整備し、それに従って開発(Development)・制御(Control)・維持(Maintenance)・改善(Improvement)を行なっていくDCMIオペレーションシステムのことをBPライフサイクル(BPLO)と呼ぶことにする。ここで、マネージメントシステムとは言わず、オペレーションシステムとしたのは、こうしたものは、管理的というより実際に実行してこそ意味があるわけで、そうした思いをこめているからである。
そして、このDCMIについて、それぞれに基本コンセプトがあって、その考え方に従って方法論なりシステムができあがっている。
Dの開発については、今までさんざん述べているように、Business Component Oriented Development(BCOD)ということになる。Cの制御は、Information Driven Control(IDC 情報駆動制御)、Mの維持は、Sustainable System Maintenance(SSM 持続可能保守管理)、Iの改善が、Continuous Process Improvement(CPI 継続的改善運動)である。
これから、このライフサイクルに従って、どのような考え方や方法でやっていったらいいのかについて議論を進めていきたいと思います。