昨日、「鈍感力」という本について書いたが、実は渡辺淳一は敏感だったという話を思い出した。
もうだいぶ前になるが、彼があるテレビ番組に出たとき、「渡辺さんはなぜ日経新聞ばかりに連載小説を書くのですか?」と聞かれた。確かに、化身、失楽園、愛の流刑地はみな日経新聞の連載であった。で、その答えが「最初、毎日新聞に載せたのだが、そのとき変な読者がいてボロクソに言われたことがあった。その点、日経新聞は読者のレベルが高く、そんな変なやつがいないので、好意的な反応が多いので、もう新聞小説は日経だけにした。」というようなものであった。
おいおい、あなたの鈍感力はどこにいったの。いちいち読者の批評に敏感に反応しちゃいけないんじゃなかったの、渡辺さん。