今回は、「明日の記憶」、「メゾン・ド・ヒミコ」、「ヨコハマメリー」の3本です。
「明日の記憶」は、身につまされるような話で恐ろしくなる。病気というと死への恐怖があるんだけど、若年性アルツハイマーだから、そうではなくて自分の存在が小さくなるのを自分が見ている恐怖である。その悔しさ、情けなさみたいな感情を渡辺謙はよく演じていたが、何といっていってもやっぱ樋口可南子の奥さんがいい。でも、こんなものわかりのいい奥さんってほんとにいるのかなあ。
それとよかったのは、妙に存在感があった部下のほらなんて言ったっけ、あの若い俳優さん、えーと、あれあれ、あ、ぼくもヤバイかな。
う~んあとの2本は、“ビミョー”なんだな。「メゾン・ド・ヒミコ」は、ゲイの世界の話なんだけど酔っ払って観ていたせいもあって設定にはインパクトがあるけど中味にそんな感動しなかったな。何でだろうと考えたが出てこない。
「ヨコハマメリー」は、これってドキュメンタリーなのかドラマなのかよくわからない。別にどちらでもいいのだけど最後に本物のメリーさんが出てくるから、メリーさんの物語なのかと思うけど、それまでは横浜のその当時の風俗だったり、雰囲気を語らせて、そういうノスタルジーを描いて見せているのかともとれる。
まあ。当時の伊勢崎町の様子がわかっただけでもうれしい。僕は子どものとき遊びにつれていってもらったので。いちばん近い繁華街は伊勢崎町だったのだ。だたし、そのときはまだメリーさんは横須賀だったようですが。そんなに連れて行ってもらったわけではないが、たまに行くとうれしくて、帰りに中華街で油あんの中華饅頭を買ってもらうともう天にも昇る気になった。
ただ、これって横浜を知らない人にとっては面白くないんじゃないかな。微妙というのはこのことで横浜を知らない人でも感動する作りにイマイチなっていないように思える。