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企業情報システムのかたち(6)

業務アプリケーションの構造化

業務別あるいは業種別ソリューションのための業務アプリケーションをどのような構成でどうラインアップしていくかということになる。これまで述べたように業務プロセスもミッションクリティカルなものから、しょっちゅう変更を余儀なくされるものなど様々であり、こうした業務プロセスの性格に応じた作りにすることが重要となってくる。

大きく固定的業務プロセスと変動的業務プロセスに分けられる。固定的業務プロセスというのは、例えば、決算システムのように会社を運営していくための根幹の業務プロセスはビジネス環境が変わってもそう大きく変化するわけではないものをいう。一方、変動的業務プロセスというのは、顧客接点の業務など変化が激しいものや、競争優位を保つためにあえて変えていく業務プロセスなどである。

固定的な業務プロセスに対するアプリケーションを開発する場合は、自社のもつデータの解析、特にリソースデータは自分たちがビジネスで戦っていくための原動力なのできちんと整理し、データベース化することが大事だ。そこから堅牢なシステムができてくる。変動的な業務については、変更が容易な、要するに簡単に安く早く作れる構造にしておくことが望まれる。

「ビジネスコンポーネント指向開発」という提案で、コンポーネントを「書類のライフ」とみたてて、それらをBPMで組み合わせて開発するとしているのは、特に変動的な業務プロセスに対する簡単に安く早く作れることをめざしたものである。

ここでビジネスコンポーネントであるが、狭義の意味では「書類のライフ」としてみたが、広義の意味では、固定的業務プロセスに対するアプリケーションそのものもコンポーネントと呼べないこともない。例えば、会計パッケージなどはそのものをコンポーネントとして隠蔽してしまってもかまわない。

“変わるもの(業務プロセス)は変わらないもの(コンポーネント)の組み合わせ”といえるので、コンポーネントには大きなものから小さなものまで様々な粒度がある。その粒度を決めるのは、いかに固定・変動の区分けができ構造化できるかになってくる。
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2007年05月05日 15:51に投稿されたエントリーのページです。

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