ソリューション体系とサービス体系
マクロ的な構造としては、ユーザが自分たちの業務を実行するためのソリューションやサービスと、それを支えるシステム基盤から成っている。そして、システム基盤には大きく業務アプリケーション、システム開発、システム運用・管理、情報インフラの4つのレイヤーがあると考えている。さらに、それぞれのソリューションやシステム基盤もそのなかは構造化された構成となる。
そこからまず、ソリューションとサービスの体系を見てみる。
ソリューションというと、昔ある上司から意味がわからないと言われた。その上司は化学を勉強した人だったので「溶かしてどうするんだ」と皮肉られた。だから、あまりこの言葉は使いたくないのだが、他に適当な言葉が見つからないので、“ITによる解決策”という意味で使う。
ソリューションも業務別と業種別の二つに分けられる。業務別ソリューションというのは、前々回に示した業務分類に従ったもので、例えば大きく基幹業務系と支援系、実行系があり、そのなかでもさらに細かく、販売や生産、会計、人事系などに分類され、それぞれに適した業務アプリケーションが提供される。
業種別ソリューションは、事業部やグループ会社にはいろいろな業種のものが含まれてくるので、その業種に応じたソリューションを用意しておく必要がある。
一方、これら業務アプリケーションをどういった形で提供してもらうのか、また保守や運用をどうしてくれるのかといったサービス提供形態を決めておくことも必要となる。
全部自社内で抱えるのか、外部サービスをSaaS、ASPの形で受け入れるのか、グループ会社に対してはASP提供でいくのか個別なのか、アウトソーシングするのかなど効率的な運営をめざした体系つくりが重要になってくる。