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「デザイン思考の道具箱」を読む

社長(息子)がこの本おもしろいよと言ってもってきてくれたのがこれで、一気に読んでしまった。著者の奥出直人は慶応大学環境情報学部の教授で、社長は長いこと奥出先生の研究室にいて、あとがきで謝意を述べているひとたちに自分の名前が入っていることもあり、すぐに買ってきたようだ。

この本の趣旨は、「デザイン思考」によって新たな「創造プロセス」を築き「イノベーション」を起そうということ。

もはや従来型のアプローチではイノベーションを起すことができなくなってしまった。こうした考え方や方法論が経営戦略の立案やプロダクト、サービス開発に生かされてきているというものである。iPodの例などすごく面白かった。

創造プロセスは、哲学・ビジョンの構築→技術の棚卸とフィールドワーク→コンセプト/モデルの構築→デザイン→実証→ビジネスモデル構築→ビジネスオペレーションという全部で7つのステップから成っていて、それぞれにまた実際のワークモデルが提示されていて、非常に分かりやすい。

奥出先生はぼくも実際にお会いしてお話をしたことがあるが、知性のかたまりのようなひとで、大変な知識量と行動力、多彩な人脈など圧倒されますが、それと同時に理論だけではなく企業や大学の研究室などで実践におとしていることが素晴らしい。

ぼくは、いま企業の情報システムの構造と作り方を考えているが、まさにこの本に書いてある方法論こそ求めていたものであった。

それはそうと、タイトルがいいですね。デザイン思考という言葉とそれに道具箱と名づけたことが気に入った。そうなんです、何か作るときって道具が要るのに、意外とそのことについて言ってくれないし、おろそかにするひとが多いんです。道具とか技術の要素って重要であると思っていたので意を強くしたのであります。

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2007年03月06日 18:08に投稿されたエントリーのページです。

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