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ユーザ目線のBPM(12)

「要求開発アライアンス」と「DOA+コンソーシアム」

「要求開発アライアンス」というのは、2003年5月にビジネスモデル研究会としてスタートし、2005年3月に「要求開発アライアンス」として発足した団体。豆蔵の人たちが多く参加していますが全部で13人が発起人みたいになっています。当初、「要求開発宣言」としてまとめられたものが、このアライアンスの趣旨を表わしているので、長くなるが引用する。

・情報システムに対する要求は、あらかじめ存在しているものではなく、ビジネス価値にもとづいて「開発」されるべきものである。

・情報システムは、それ単体ではなく、人間の業務活動と相互作用する一体化した業務プロセスとしてデザインされ、全体でビジネス価値の向上を目的とするべきである。

・情報システムの存在意義は、ビジネス価値の定義から要求開発を経てシステム開発にいたる目的・手段連鎖の追跡可能性によって説明可能である。

・ビジネス価値を満たす要求は、直接・間接にその価値に関わるステークホルダー間の合意形成を通じてのみ創り出される。

・要求の開発は、命令統制によらず参加協調による継続的改善プロセスを指向すべきである。

・「ビジネスをモデルとして可視化する」ということが、合意形成、追跡可能性、説明可能性、および継続的改善にとって、決定的に重要である。

これに基づき、モデリングのやり方やビジネスフローの標準化など要求開発の方法論が提示されている。

体系的でよくできていて、例えば「モデリングガイドライン」というのがあって、その中に「ビジネスフロー編」があるが、まずUMLアクティビティ図から業務の流れとシステムの関係を捉え、そのアクティビティの粒度の基準があって、それを調整して標準化するやり方が書いてあったりします。

ただこうした手法も有効かと思うが、トップダウンアプローチ的なところがあり、もう少し泥臭いやり方でいいのではないかと思ってしまう。

DOA+コンソーシアム」は、2003年12月に設立された。一体ここは何をめざすのかですが、この会の代表幹事であるデータ総研の椿正明さんの言葉を引用してみます。ちなみに、その他の代表幹事が東京国際大学の堀内一教授、株式会社エス・ディ・アイの佐藤正美さんという、DOAをかじったことがあるひとはびっくりするメンバーです。(3人が一同に会することも含めて)

システムの上流工程にモデルアプローチを適用するのが正解とされつつありますが、DOAなのか、それともUMLによるOOなのかについては、迷っておられる方が多いように見受けられます。さらにOOについては「人の数ほどいろいろなやり方がある」、また「DOAについてもいくつかのアプローチがある」ということで余計な混乱を招いているようです。 われわれは、「情報システムの製品は画面・帳票であり、これと直結したデータがシステムの基盤を作る」として、「まずはWHATとしてのデータを固め、次にHOWとしての処理を考えるDOAアプローチが正解なのではないか」と考えます。そして90年代、メインフレームからC/S、あるいはERPへのシフト に追われているうちに、「DOA技術の継承が中断され、危機的状況にあるのではないか」と心配しております。そこで「これを解消したい」との思いから、かつてのIRM研究会を思い出しながら、「DOA+コンソーシアム」を立ち上げることにいたしました。

狭く簡単に言うと、DOAとOOは対立するものではなくうまく棲み分けすることができるはずで、そのためにはUMLとの融合あるいはOOPとの接続が論点だとしている。

BPMではデータについてはあまり議論されていません。業務の構造は、プロセスモデルとデータモデルで表現されるものですから、しっかりしたデータベースの構築は非常に重要です。そのためのアプローチはDOAが一番です。ですから、BPMとデータモデルはうまく連携する必要があります。従って、DOAでデータモデリングすることは必須になると考えます。

詳しくは次回に。

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2007年03月12日 10:26に投稿されたエントリーのページです。

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