« パッチギは大木金太郎の頭突きのことだ | メイン | 極私的健康法 »

Web2.0のビジネスとは

この手の課題設定をするとどうしても、広告がどうのとかアフィリエイトがどうしたとか、それで収入を得るみたいなことになる。書店に行くと“私は○○で月○○円儲かりました”式の話となる。これって普通にはありえない、この前NHKテレビで9000ドル稼ぐ子がでていたけど、ほんとの少数です。

しかも厳密の意味でビジネスではないと思う。なぜか、まさに“ひとのふんどしで相撲をとる”、あるいは“コバンザメ”ということです。本当のビジネスは、自らが生産したプロダクトやサービスを提供し、収益をあげることです。

そうなると、どういうビジネスモデル、収益モデルを描けるかが勝負です。そのとき最も重要なのは“使う人が喜んでもらえるものを適正な価格で提供できるか”なんです。でもこういうと特に日本人は“振れる”民族だから、ユーザの言うことならなんでも聞きますというポピュリズムに陥る。だから軽くユーザに軸足をおくくらいの感じでいかないとだめだ。

そこで、そのビジネスモデルとやらですが、まず簡単にいうと 「どのような商材を、誰に対して提供し、どのように儲けるのか」ではないだろうか。

もう少し詳しく見ると、どのような商材、すなわちそれはプロダクトとかコンテンツなのかサービスなのか、はたまた技術そのものなのかという特定と提供する相手が一般のコンシューマーなのかある職業の人なのか、ある地域のひと限定なのかといったターゲッティング、それと収益モデルとして広告収入なのかライセンスするのか、会費なのかといった形態を決めることである。

ここでWeb2.0のビジネスを考えると、まず商材の部分では、Web2.0の技術そのものを売り物にするということも考えられるし、Web2.0の技術を使ったコンテンツやサービスを商品とするというビジネスもある。さらに、Web1.0の技術だが思想としてWeb2.0的なビジネスも含めてもいいような気がする。

じゃそのWeb2.0的とはいったいどういうことなのか。

「双方向のコミュニケーションができる技術により、いままで情報の受け手であった人たちが情報発信もできるようになり、みんなが参加することで生まれる集合知がシステムやサービスの価格を劇的に下げ、多くの人がその仕組みを活用できることでさらにいい技術やサービスが生まれる好循環サイクルのこと」と定義したい。

こうした場の提供やコーディネーションなどを行ない、そこから広告費や手数料・課金という形で売り手や買い手、もっと広い意味で情報の受発信者からお金を徴収することをWeb2.0ビジネスという。

アマゾン、mixi、はてな、楽天、Yahooなどのビジネスはこういうことだと思う。
一方Googleは、技術を売っているビジネスということではないでしょうか。

だから、単なるWebサイトの開発や広告代理店はWeb2.0的ビジネスではない可能性が高いし、逆に、仲間で農業をやって道端の無人売り場で作物を売っているのがひょっとしたらWeb2.0的かもしれない。

ターゲティングという面では、元来は絞らず世界中のどんなひととも等しくビジネスするというのがネットビジネスであったが、mixiもそうだが、いわゆる準匿名性という空間でぎりぎりの節度を保つビジネスが増えるような気がする。特に、地域性というのが、リアル世界と近づけるという意味で重要になると思う。

さて最も難しいのが収益モデルを描けるかになる。これまで言われてきたCGM(Consumer Generated Media)からPGM(People Generated Media)への変化もなお一層儲けの絵を書きづらくしている。社会起業家という考え方も生まれ、コミュニティビジネスという言われ方も出てきているので、Webビジネスのモデルはそんな方向にいくのではなでしょうか。すなわち、提供したサービスを喜んでもらうことが第一義で、そのサービスを受けたひとたちが、その対価を寄付的な感覚で支払うという、まずは名誉、次に金みたいなところで、そこそこの儲けが得られればよいというモデルなのかもしれない。

確かにgoogleも同じようなことを言っていて、「まずサービスを出してユーザに使ってもらい、その影響を見てから収益モデルを考えた」はずだ。

そう考えると、ホリエモンみたいなヤツはぜんぜんWeb2.0的ではないということがわかる。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kamawada.com/~masanori/blog/mt/mt-tb.cgi/81

コメント (3)

KC:

web2.0のビジネスってヤクザみたいなビジネスですよね。ITヤクザ。Consumerが手に入れたりする大元のresourceは持ってないのに、ショバ代的に金が入る。ITヤクザは場を提供して、ルールをつくっていけばいいのです。ITヤクザというフレームで自分がやってみたいなと思うビジネスを考えたりしてます・・・が、なかなか難しいものです。エロサイトや出会い系サイト以外にwebで万人に受けるような魅力的なコンテンツを生み出す技術を今のヤクザの人たちがもっていたら世の中ひっくり返るかもしれませんね。ヤクザの人たちはビジネスへの思考ができあがってますから、なんて。

確かに、ITヤクザという言い方は的を射ているかもしれませんね。例えば、楽天市場なんて全くお祭りの夜店を仕切っているヤクザと同じに思えます。ですから、いかに人が集まるお祭りをやれるかがビジネスが成立する条件になるわけで、そこでは企画力、構想力が問われるんですね。
ところでヤクザの経営理念や経営方針ってどういうものなのだろうか?

KC:

経営理念や経営方針・・・なんでしょう。ヤクザに聞いてみますか。。自分は巷に売っている本に書いてあるようなことぐらいしかわからないです、"21世紀のヤクザ基礎知識"とか"極道のウラ知識"とか。ただ思うに、ヤクザの頂点に立っている人はすごい頭のきれる人だと思うんです。下っ端のヤクザに聞いても経営理念や経営方針なんてわかりもしないでしょうね。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年02月07日 09:40に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「パッチギは大木金太郎の頭突きのことだ」です。

次の投稿は「極私的健康法」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type