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Web2.0ビジネスでお金儲けしていいんですか

先日、うちの社長(息子)と一緒に都内のあるWeb系の会社の社長と会う。彼らの運営するサイトにこちらも持つ技術・アイディアを提供できないかという話。今から書くのはその特定の話ではなく、そこでいろいろ話していてWeb2.0のビジネスは儲かるのかという素朴な疑問と、そもそもWeb2.0のビジネスとは何なんのかを考えてしまった。さらに、Web2.0の精神からいくとWeb2.0ビジネスでお金儲けをしてはいけないんじゃないかとも思ってしまった。

ぼくは、Web2.0の会社は明らかに従来型の会社ではなく、どうもNPOに似た会社であるのではないかと思っている。形態うんぬんというよりその精神や考え方が似ている。そうなると、お金儲けしてはいけないのだろうか。

ところで、もうだいぶ前になるが、NHK教育テレビで確か「お金儲け悪いことですか」という、各界のひとにお金儲けについてそれぞれ思っていることをインタビューするという形式の番組があった。出演は、楽天の三木谷浩史、映画監督の山田洋次、ポップアートの村上隆、NPOの木山啓子、新宿歌舞伎町駆け込み寺の玄秀盛、nci代表の藤田憲一(この人は、病気とたたかう社長Blogで有名ですが、この番組の収録が終わってすぐに亡くなってしまった。人生の価値は?まだ、答えがでない。答えが思いつかないといって死んでいってしまった。享年36歳)
それぞれすごい人ばかりで、しかもバラエティに富んでいてものすごくおもしろかった。

いちいち何を言ったかは忘れてしまったが、ぼくの受けたいちばんの感じは、みなさんまずは「お金儲けは悪いことではない」ということでは一致していたと思う。NPO法人ジェン(JEN)の事務局長の木山啓子でさえ明確に“NPO活動はお金がなくて困っている人を救えないより、お金儲けをして多くの人を救うほうが大事です”と言っている。

要するに、何かをやるにはお金がいる、そのためにお金を集めて、それを返さなくていけないから、ちゃんと利潤をあげることをしていかなくてはいけないというとだ。ここで、「何かをやるには」ということが重要で「お金がほしいから」というと本末転倒の話となる。

それで、結局どういうことかというと、お金儲けは必要で、儲け方の問題と儲けたお金の使い方の問題になる。もっと簡単に言えば、汚い儲け方で美しい使い方はあり得ない(汚い儲け方をするようなヤツが美しい使い方なんてできるはずがないという意味)から、ひとえに使い方の問題に帰着すると思う。

さらに考えてみるに、美しいお金の使い方って何だろう。これはどうも物質的な充足感ではないようだ。おそらく精神生活を豊かにすることがこれからの美しいお金の使い方のような気がする。発展途上国では違うよといわれるかもしれないが、確かにモノが必要であるのだけれど、例えば、途上国支援にしてもただ食料を配給すればいいというものでもないし、そこには同時に精神生活も豊かにする視点は絶対必要である。

どうもぼくらの世代は、物質的な欲求を満足するために一生懸命働いて、結果的に経済大国になり、マイホームをもち、車を手に入れ、その目的をある程度達成した最後の世代かもしれない。でこれからの人たちは、もはやぼくらが欲しがったモノはすでにあり、何のために働くのかが見えなくなってきているようだ。そこでは、ぼくらが積み残した精神生活の豊かさの追求が必要で、そこにお金を払うという価値観をも持てるといいんじゃないだろうか。

この“目的駆動型(Purpose Driven)”思考プロセスがすごい大事です。それでこの精神は、実はNPOであれ普通の企業であれ、ましておやWeb2.0企業も同じことである。

Webのビジネスとは何かについては次に書く。

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2007年02月03日 12:17に投稿されたエントリーのページです。

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