うちの85歳になるばあちゃんがDVDレコーダーを買った話は前にした。ところが、最近テレビが故障で見えなくなってしまった。そんなわけで、新しいテレビを買うことになり、これからは地デジだから、それに対応したテレビにしようと言ったら、「わたしゃ、もうすぐ死ぬから、いままでのようなのでいいよ」と言う。でも、もはや地デジ対応液晶のテレビしかないと言って、それを買うことにした。
そうなると「あたしゃ、吉永小百合のテレビがいいや」となる。ところが、電器屋にいくと、“お客さんAquosよりこちらの日立のほうがいいですよ、何ったってこの「IPSαパネル」が一番ですよ、それに音もいい”と言われ、耳が遠くなったばあちゃんは、何となくじゃそれってことになった。
まずは、ばあちゃんが喜んだのは薄くて軽くなったことで、以前年寄りにはでかいほうがいいと思ってぼくが勝手にブラウン管の29インチ買ってきたら、それからずっとおまえはこんなでかいものを買ってきてとぶつぶつ言われ続けたので、これでほっとした。
ただ、ここで不満が二つ出てきた。ひとつは画面が横に細長いのが気にいらないようだ。どうも、水戸黄門の印籠が半分しか写らないのだそうだ。こりゃ、ご威光が半減だ。
もうひとつは、オフタイマーの設定が今までは一発ボタンで行けたのが、今度はメニューを押して、次にオフタイマーを選定して、次に時間をと言う具合に複雑になっている。こりゃ、ばあちゃんにはつらいぜ。結局、どんどん機能が増えてきて操作も面倒になるのは困ったものだ。とくに、リモコンは絶対にシンプルにすべきだ。だって、ばあちゃんの使うのは、電源のon/Offとチャネル、音量、オフタイマーだけで十分なのだ。だからこのユーザインターフェースをもっと年寄り向きにシンプルなものにしてくれないかなあ。
今、Webページなんかに対してAccessibilityということが言われているのに、もう少し家電の領域でのAccessibilityを何とかして欲しい。
こうなってくると、「親子で紐解くWeb2.0」の番外編として、ばあちゃんと一緒に「親子で紐解くデジタルツール」でも始めようかな。次は、インターネットはどうかと思って、この間、株のホームトレードというのをぼくのパソコンでやりだした。まだ、操作はぼくがやってあげているが、そのうち自分でできるように仕込もうかと思うが、ちょっと(かなり?)ハードルが高いか。