昨日、先週と同じ目黒の雅叙園で行われた「経営とITの融合(KIU)」研究会主催の「第1回 アジャイル・エンタープライズ・カンファレンス」に行ってきました。副題が「<俊敏で柔軟な企業/組織の変革>のロードマップを求めて」ということで、内容的にはほとんどがSOAとBPMの話。
ここのところにわかにSOAやBPMが脚光を浴びてきたようだ。内部統制も後押ししているが、やはり、従来型のシステム開発の限界を認識し出したのかと思う。
ぼくは、自慢するわけではないが、かれこれ5年前にまだBPMという言葉もほとんど知られていない、やっとWebサービスという言葉が出てきたころに、BPMの仕組みを使ったアプリケーションの開発を行っていた。まだ、標準化されたインターフェースがなかなかなくてすごく苦労した覚えがある。SAVVIONというソフトがバージョンアップでそれを実現してくれたのでやっとできた。
だから、いま皆さんが声高にBPMといっているが、かなりのひとがはやりものに乗っかっている感じで、ぼくから言うと、とってつけたようにBPMだとかSOAと言ってみただけのように思える。なぜこの仕掛けが要るのかということを身をもって分かっているかということです。つまり、いいシステムをどういう構造にしたらいいのか、どうやって作ったらいいのかということを懸命に考え、苦労し、失敗もしてたどりついたかどうかということなのだ。みんな本当に分かっていて言っているのかと違和感を覚える。
それと、このカンファレンスというか、そもそも「経営とITの融合」と言うこと自体多少違和感を感じ始めた。以前はぼくも経営戦略をちゃんとし、KPIでビジネスのゴールを設定して、そういうことが重要で、みたいなことを言っていたのだが、最近はどうも違うんじゃないかと思うようになっている。
まず、ITから経営がどうのこうのいうのは“おこがましい”のじゃないかということだ。現に、このカンファレンスでも実際にユーザ企業で経営に携わっているひとが発表しているわけでもないので、IT側から一方的に経営ってこうですよねみたいに言っているのは、片思いというか、きつい言い方だと滑稽に思えてくる。だから、最近この近辺の話を聞くたびに、もやもやしている、違和感がある。
なんか、一度リセットして考え、ゼロベースで再設計する必要があるような気がしてならない。それが具体的に何なのかがまだ出てこないのだけれど、例えば、ITは経営がどうのこうのではなく、“いい技術・道具を提供する”ことだけで十分ではないのかとか、そんな発想ありかもしれないなと思ったりする。
そういう意味で、最後のパネルディスカッションで示唆的な意見が2つあった。ひとつは、オージス総研の山崎さんのテクノロジーからBPM、SOAを語ったことと、メタジトリーの丸山さんが、挑発的にみな大企業のことばかり言うが、本当にBPMが必要なのは中小の会社でそのビジネスモデルで差別化を図りたいところではないかと言われたことで、それらがヒントになると思う。
帰りは、会議のあと一緒する予定であったひとが話が違っていてふられてしまい、やむなくひとりで大船の「鳥恵」で一杯呑んで帰る。居酒屋もいろいろあるが、「鳥恵」はどうもひとりで行くところではなさそうだ。周りは男女2人連れが多くここでも違和感を覚えたのであります。
コメント (1)
同感でした。全く無関係でないので残念でした。それからドタキャンになってしまい陳謝。26日一緒してください。
投稿者: konibi | 2007年02月25日 01:21
日時: 2007年02月25日 01:21