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パッチギは大木金太郎の頭突きのことだ

「佐賀のがばいばあちゃん」とともに井筒和幸監督の「パッチギ」を借りてきた。2005年のキネマ旬報の日本映画ベストワンに選ばれた作品なので、早く見たかったのが仕事が忙しかったりして遅まきながら見た。

期待にたがわずすごい傑作だ。何といってもぼくらの年代のものにとって、映画に出てくるフォーククルセダーズの歌を聞いただけでもうジーンときてしまう。特に「イムジン河」は出てきてすぐにレコードの発売や放送禁止になり、その時代の反動的な気分を象徴するできごととしてすごく印象的であった。

あの頃は、右手に平凡パンチ、左手に朝日ジャーナルと言われたときでその雰囲気が映画にもよく出ていたと思う。だから今から思うとその頃は、左も右も上も下もミックスした混沌の世界の、そこからどう抜け出すのか、変えるのか、みんなもだえ苦しんでいたんだなあとこの映画を見てもう一度思い起してしまった。

さらに、この映画を素晴らしいものにしているのは、若い俳優さんたちで皆いい顔をしていて好感が持てた。中でも、主人公の女の子の兄リ・アンソンを演じた高岡蒼佑(今は輔)がいい。こいつはブレークするんじゃないかと思っているんだけど、昨年夏に2ちゃんねるにぼろぼろにされたのでどうかな?

で最後に、題名のパッチギというのは、“頭突き”という意味らしいのだけど、この映画に釜山から密入国してきて仲間になるキム・イルという青年が登場するが、その昔実際にこの青年と名前も一緒で同じく釜山から密入国した青年がいた。その青年は後に大木金太郎と名のってプロレスラーとなり、その得意技は“パッチギ”だった。井筒さん、これってしゃれ?

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2007年02月06日 15:32に投稿されたエントリーのページです。

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