ずっと前に、タウンミーティングでやらせ発言の問題があって、それについて議論するのではなく、その結果どうなったかを問うべきであると書いた。こうしたことが、新聞やテレビの報道でよく目につく。
例えば、事務所経費の問題や柳沢厚労相の「出産する機械」発言など、そりゃそのことは悪いことだし、品格もあったもんじゃないが、発言そのものを目くじらたててぎゃあぎゃあいうことではないのであって、そうではなくて、そんなことをやっているやつ、そんな発言をするやつがやっている政治がどうなのか、国民のために役に立つことをやっているのかをチェックし、そこで議論するのが本来のマスコミの拠って立つところではないでしょうか。一昨日の朝日新聞で白石真澄東洋大学教授も同じことを言っていた。
要するに、表面上の粗探しばかりで本質的なところで議論ができていない。この点は、マスコミだけではなく野党の連中もそうだ。だから、審議拒否なんてもってのほかでちゃんと政策論争してばかなことをいうやつの化けの皮をはがせばいいと思う。表面的な粗なんてだれでも持っていて、持っているからダメというなら、そのまんま東は知事になれなかったわけで、野党もビビんないでやればいいし、マスコミもこういう問題は深く追わないことが必要だ。単なる揚げ足とりはやめよう。
同じ閣僚の発言でも久間防衛相の反米発言のほうが重要な問題で、ここでも“反米的な発言をしていること”を批判するのではなく、その考え方、方針がわが国にとって正しい方向なのかを議論すべきなのだ。
こんなことばかりだから、もう民主党がひどい、特に小沢一郎がひどい。昔のことを引っ張ることもないから、すいません今から民主党はこういう考え方でやります、自民党と違うのはこういうところですと宣言したらどうだ。論点を鮮明にして、そこに議論を集中したらいい。格差社会の評価や経済成長か財政再建かみたいなところでだいたい対立点は見えてきているんじゃないのかな。