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サムシンググレート

以前、村上和雄という遺伝子研究で有名な人が書いた「人生の暗号」という本にえらく衝撃を受けたことがある。遺伝子の解読というのはすごい勢いで進んでいて、人の遺伝子の暗号は、20世紀の最後にほぼ解読されているんですね。ですごく驚いたのは、全DNAのうち実際に働いているのがたったの2%ぐらいなんだそうです。あとの98%はなにをしているのかがよくわからないのです。さらに最も驚いたのは、遺伝子にはスイッチみたいな作用があって、それがオンになったりオフになったりするらしい。だから、いい遺伝子のスイッチをオンにあるいは使われていない遺伝子をオンにできれば、人間の体や心を変えることができる可能性があり、例えば、人の気持ちが体を動かして、その結果、病気が治ることがありうると知ったとき、もう頭ががーんとなってしばらくそのことばかり考えていた。

確かに大事な事があったそのときは気が張っているので風邪もひかないとか、土壇場になるととてつもない力を発揮するとか、何か得たいのしれない大きな力があるような気はしていたが、それが科学的にも説明されると納得してしまう。こんな構造を作ったのは、大自然の不思議な働きによるもので、これは「サムシンググレート」としか言いようがないんだそうだ。

ただし、だれでもいい遺伝子をオンにできるわけではなく、「高い志、感謝、プラス思考」がそれを可能にすると村上先生は強調されています。また、恐ろしいことにその逆に「低い志、わがまま、マイナス思考」はいい遺伝子をオフにしているか、悪い遺伝子をオンにしていることになる。そういう人が増えているような気もしますね。

その村上和雄と濤川栄太といって新・松下村塾の塾長をやっている人の共著で「人間 この神秘なるもの」という本が致知出版社から上梓された。以前の衝撃があったのでさっそく買い求めて読んでみた。ところがどうだろう、対話形式で書かれているんだが、残念ながらかみ合っていないように感じられた。濤川栄太は村上先生の言われた「高い志、感謝、プラス思考」が遺伝子のスイッチをオンにして病気を治すことができるを実践した人で実際に10余りの大病を患っていたのを克服してしまった。そこで二人が”美しくしなやかな日本人、その遺伝子をオンにする生き方、考え方は”というでテーマ書かれている。

「日本再生」っていうところに行っているので、ちょっとした違和感と飛躍しすぎみたいな思いで読み終える。そういう祖国愛につなげるような話ではなく、もっと個人的なレベルでいいのであって、それこそ「高い志、感謝、プラス思考」を本当に実践できれば自分のカラダに絶対いいことがあるんだということでいいんじゃないかなあ。ぼくは、最近「神様」がいると信じているが、実はこのことなんだ。自分のなかに「神様」いるんだと。

村上先生の本は、これではなく「生命の暗号」あたりを読むことを薦めます。
〔文庫〕生命の暗号

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2006年11月30日 18:45に投稿されたエントリーのページです。

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