アジアカップ予選でサッカー日本代表がサウジに負け、イエメンに辛勝した。ジーコからオシムに替わって3戦目と4戦目である。まだ、たった4戦である。それに対して、オシムの戦術が理解されていないだとか、走りきれていないとかいう声も聞こえてくる。そりゃ無理でしょ。しかもつい今回のメンバーはジーコのときから大幅に入れ替わったと錯覚していると思う。実は、先発メンバーでみるとほとんど変わっていないのです。ですから、オシム流になじむのは結構時間がかかるのはしょうがないのです。むしろ、サウジ戦の前半15分とイエメン戦の後半15分の戦い方をみたら、かなり進歩したと思うのだ。だって、坪井がオフサイドになったけど流れのなかでシュートを打つんだぜ。
そんなわけでもう少しおおらかな気持ちで見守っていきましょう。マスコミも分かってもいないくせに戦術の批判をするのはやめましょう。交代選手の選択に口をはさむのはやめましょう。
ただ、オシムの到達点はもっとはるか上に設定しているから、これから選手は大変ですよ。たとえば、今回の戦術がヨーロッパの国に通用するかといったら違うわけだから、相手によって柔軟に対応できる頭のよさを要求されるのです。このとき大事なのは全く変えるのではなく、芯になるものは残し、芯の外側の部分を変えていくという作業になる。オシムはこの芯のことを”日本人が本来もつ力、日本らしさ”と言っているのだ。