社名変更
羽生さんの会社が、「スターロジック」から「マジカジャパン」に社名変更しました。そして、社名だけではなく、業容も変わるようです。
システム開発から上流設計というか要件定義の前のところに集中するようです。ですから、マジカが中心になるので社名もそうしたようです。ジャパンと付けたのが心意気を感じますよね。
この変化は、わかるような気がします。羽生さんから直接聞いたわけではないので当たっていないかもしれませんが、ビジネス的な問題と技術的な問題の両面から、今までのやり方の限界を感じていたと思います。
ビジネス的なことで言うと、先ごろ「ギョイゾー!」を出していますがそのことに関してです。「ギョイゾー!」というのはシステム開発の効率化を目指したフレームワークですが、ぼくなんかはすごく認めているのですが、世間はまだなのかもしれません。おそらく、こうした開発の効率化という価値を経済性の観点からちゃんと評価できていないのではないでしょうか。
簡単に言えば、誰がそこにお金を出してくれるかということになります。羽生さんのところは、直接ユーザのところに行って開発するというスタイルですから、お客さん自身が、システム開発を安く仕上げられるということを実感して、それで採用しますと言ってくれなくてはいけないわけです。
その場合、フレームワークそのものがこんなつくりになっていて、こんな技術を使っていますと言っても、そこには価値を見出してくれないわけで、結果としいていいものができたのかという評価しかない。
ところがこれからは次の技術的な問題とも絡んできますが、このいいものであるかどうかは、いかに上流の要求定義が正しくされていたかにかかってきます。そこがきちんとできていないなかで開発をしても、早くできたところでもともとの要求とのギャップがあったら何もならないという結果になってしまいます。
そこで、技術な問題なのですが、ここで言う技術はITではなく、いかに顧客の抱える問題を抽出し、それをどう解決するかを定義して、共有するかという技術のことです。ここなくして、どんないい開発ツールや技法を持ってきても、“必要のないものを正しく早く作ってしまう”ことになります。
たぶん、羽生さんはこのことをまた原点に戻ってしっかりやろうじゃないかと言っているのだと思います。ここのところはぼくも何回も言っているように、ビジネスとIT、事業とITの同期のためには、要求定義技術とシステム開発技術が途切れない一貫性を保つことが重要になります。
とうことで、ぼくも両方とも大事だと思っていて、めざすところは上流の要求定義すなわちビジネスとしてやりたいことを定義するとそれが実装されるということで、それを一緒に考えながらその場でできあがりイメージを見せてあげるというやり方を志向したいと思っている。
ですから、羽生さんにはぜひ「マジカ」で定義するとそのまま「ギョイゾー!」がその業務を動かしてくれるという技法を確立してほしいと願っている。それができると、ユーザが自分の仕事を早くITを駆使して実現し、改善できることの価値を理解してくれるのではないでしょうか。


理論科学者がみた科学史と日本人論
やはり教育が重要である![トウキョウソナタ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/319S0Khqq7L._SL160_.jpg)
戯曲が映像になったかのような